ドラム式洗濯機、お前もか!
去年のほぼ同時期、住宅の付帯設備では最高額の部類に入るエコキュートがお亡くなりになった。
これは「引き換えにするもの」というタイトルで記事をアップさせていただいたのだが、また今年も白物家電がお亡くなりになりそうな勢いなのである。
「この木なんの木」のCMでお馴染みの家電メーカー製、ドラム式洗濯機が虫の息状態である。
既に何年か前になるが、お風呂の残り湯を本体に汲み上げるポンプが機能しなくなった。
ホースを突っ込んでいくらスイッチを押しても沈黙を保ったままになり、残り湯を洗濯に再利用するエコな術がなくなってしまったのだ。
まぁ、その程度の故障なら何の支障もない。
残り湯を諦めるのは断腸の思いだったが、その他の機能は全く問題がなく、洗濯という家事は無難にこなしてくれていたからだ。
だがここにきて事態が急変してきた。
フロントドア方式を採用し、風アイロンなる謎の機能がついている我が洗濯機であるが、これがやたらと高かった。(購入金額は23万円程度だった記憶がある)
家電量販店の店員にまんまと騙され、汚れを落とすだけで良かったものの、余計な機能満載の最高級品を買わされてしまったのだ。
普段、洗濯物は天日干しにしているので乾燥機は使ったことがない。
雨の日でもベランダや部屋の中で洗濯物を干していたし、乾燥機でカラッカラに水分が抜かれた衣類の肌触りがとにかく嫌いだった。
力の入れ具合で血の滲む箇所が出てきてしまうくらい、バスタオルがゴワゴワになってしまう。
生地自体が古くなっているのもあるのだろうが、カミソリのような肌触りでは、風呂上がりの濡れた身体や顔面を思い切り拭くのをためらってしまう。
また、普通に部屋で衣類にアイロンをかけるので、洗濯機についている風アイロンなる機能も、これまた購入してから一度も使ったことがない。
洗濯機を操作する妻や母に聞いても、その機能を使って衣類がどのようになるのか全く見当がつかないありさまだ。
こんなことならもっと機能を絞った低価格の商品を買えばよかったと後悔しきりである。
機能満載のドラム式洗濯機であるが、フロントドアをキチンと閉めているにもかかわらず、操作パネルのインジケーターに「フロントドアをしっかり閉めてください」のメッセージが点灯している。
このメッセージが消えない限り、洗濯自体を先にすすめることができない。
ドアを何度も開けたり閉めたりし、時には思いっきり力を込めて押し込むようにしてドアを閉めないとセンサーが反応してくれなくなってきているのだ。
ドアのヒンジ部分やセンサーに直結する金具部分を丁寧に掃除し、糸くずなどのゴミは除去したが、あいも変わらず今日もドラムちゃんはご機嫌ななめだ。
言うことを聞いてくれないドラムちゃんに、今度は妻がヒステリーを起こす。
ここのところ物入りでお金に羽が生えたように我が家から飛び立っているのに、またしても出費がかさむ予感する。
どうにかしてドラムちゃんをもうしばらく延命することができるか?
これが悩みのタネに新しく加わった。
つまらない日記に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。