会社の飲み会が大嫌い!

会社の飲み会に参加してますか?

会社行事で何が嫌いかと問われれば、真っ先に「飲み会」と答える。
これほど時間と金を無駄にしているものは他に思い当たらない。

仕事を離れ、気の合う仲間でワイワイと飲みに行くのは構わない。
大いにやるべきだし、それで親睦が深まり業務がスムーズに進むのなら一石二鳥である。
それを否定したり反対するつもりは毛頭ない。

私の会社では、半期ごとに行われる「キック・オフ」と呼ばれる決起集会があるのだ。
みなさんの会社でも行われていないだろうか?

昼間の就業時間内に開催されるミーティングでは、各部長が今期の業績目標や、それを達成するための施策を発表する。
毎回毎回、予算の数字が変わっただけの、前回分とさして内容の変わらないパワーポイントによる説明が延々と続く。
吐きそうになる。
こんなもの、共有フォルダに放り込んでおいて、「後は勝手におまえらが確認しろ!」でも良いではないか?

客先常駐で頑張っているメンバーは、そんなもののためにだけに帰ってくるのだ。
業務で忙しかろうが何だろうが、参加人数が少ないとへそを曲げるのが上層部の常だ。
普段から生産性向上のシュプレヒコールを上げるのなら、もっと目を向けるべきことが他に有るような気がしてならない。

問題は懇親会

まぁいい、問題はそこからだ。
ミーティングが終わり定時を過ぎると、今度は「懇親会」と称したくだらない飲み会が始まるのだ。

ただでさえ会社の飲み会が嫌いなのに、どうして安くもない金を払って、嫌な上司と愛想笑いをしながら2時間以上も過ごさなければならないのか?
話す内容は今期の売上や仕事の話ばかりで、笑顔になれる話題など一つも出てこない。
そんなもののために貴重なお金と時間を浪費したくないのだ。

仕事が終わったら一目散に帰りたいのだ。
ゆっくりTVを見ながら、妻の作ってくれた料理を食べながら家族との時間を過ごしたいのだ。
早めにオフトゥンに入りたいのだ。

はなはだ迷惑である。
酒が嫌いな人間にとっては、形を変えた嫌がらせ、拷問とも呼べなくもないであろう。

だが、それでも結構な人数が集まるのだ。
懇親会の場ではニコニコ談笑している人間だって、ちょっと場を離れると悪口・陰口のオンパレード。
酒に酔う前に、この異様な雰囲気に悪酔いしてしまうのである。

だから私は会社の飲み会に行かない

ほとほと会社主催の飲み会に嫌気がさし、ここ3年ほどはその手の飲み会全てをキャンセルしている。
自分自身の体調の問題もあるのだが、精神衛生上よろしくないからだ。

最初の内は断っても結構しつこく誘われた。
「五郎さん、なんで出席しないんですか?他の管理職の人は全員出てますよ?」
とか
「他の部課長さんが出てるのに、五郎さん、出なくていいんですか?」
とか
「こいうのに出ないと、後で査定に響きそうだから・・・・・」
などなど。

親睦を深めるための集まりというより、揉み手で上司のご機嫌をとる会に変わってないか?と、本当に憤ってしまったのである。

断り続けて3年。
最近は出欠表に誰よりも早く「×」を付けても、誰も何も言わなくなった。
あきらめたのだろう。
ホッとしている。
周りから公然と、五郎は飲み会にはいくら誘っても来ない!、ということが認知されたからに他ならない。

夏が過ぎ、また下期のキックオフの季節がやってきた。
今回ももちろん欠席を表明したのだが、部長から一言。

「あ、五郎、今回のキックオフの幹事頼むわ!」




・・・・・今から10月が来るのが憂鬱である。

タイトルとURLをコピーしました