アウトバックステーキハウスでの狂宴(その3)

満を持して入店!

お待たせした。(待ってねぇって?)
引っ張るだけ引っ張って、いよいよ肉祭りの開宴である。

道すがら「全裸監督」ネタで大いに盛り上がりすぎ、「ナイスですねぇ~!」やら、「私、美味しいお肉が食べたいでございまぁ~す」など、違った意味での祭りを繰り広げ、そのまま行ったらホラ貝を吹きまくった挙げ句、エクスタシーの頂点に達してしまってもおかしくはなかったのである。
危ない危ない。プップ~!

さて、「アウトバックステーキハウス」が入っている品川インターシティ。
同じ建屋に日本マイクロソフトの本社があり、360度、どこから見ても安っぽい雰囲気など微塵も感じさせない、デキるビジネスマンがドヤ顔で闊歩しているインテリジェントビルだ。
小汚いヨレヨレのスーツを着た、見るも無残な小太りオヤジの入場を無言で拒絶するような、一分の隙きもない、居合抜きの達人の如き佇まいを見せている。(ウソ)

ダメだ。店に入る前から既に雰囲気で負けている。日本マイクロフトが入っているビルというだけで、老害中間管理職の私にとっては恐れ多くなってしまっているのである。
入場の敷居が、一気にエクスカリバー・タワー並に高くなったのだ。

余りにビビっていたのだが、胃の奥底から湧き上がる飢餓感はいかんともし難かった。
意を決しビルに入り、とうとうその店の重いドアに手をかけたのである。

2019年11月21日(木)18:50

店内に入ると、会計をするエントランス部分と客席とがガラスのドアで区切られている。
レジスターの奥には、これまたガラスドアで区切られたバーカウンタースペースが設けれている。
店内の照明は程よく落とされ、天井からのダウンライトがテーブルを照らす。
う~ん、トレビアン。
オーストラリアをモチーフにした、アメリカに本部を置くステーキレストランという店の説明があったが、一体どこに重きを置いていのかサッパリ分からない。
それでもとにかく、フランス語で「素晴らしい!」と唸ってしまうのである。
フランソワーズ・モレシャンさんもきっとそうだろう。トレビアン。

まずはド定番、サラダとパンとスープ

今回の肉祭り、トップを飾るフレッシュなメニューは以下の三皿だ。

1.クイーンズランドサラダ(ハーフ)
ロレインとレタスをミックスしたサラダに、マヨネーズで和えたチキン、チーズ、ベーコン、ゆで卵、トマト、クルトンをトッピングしたサラダ。
ハーフサイズをオーダーしたが、オヤジ二人にはちょうど良いボリューム感満点のサラダ。

かなりのボリューム。これだけで結構腹いっぱい!

2.コーンスープ
もはや説明の必要は無いだろう。
古今東西、ファミレスといえどセットメニューをオーダーすれば、必ずと言ってよい程お目見えするコーンスープ。
ただ、このコーンスープはかなり濃厚だった。
程よいとろみが舌と喉を楽しませてくれる。寒い日には欠かせない一品。
サラダ同様、結構腹にたまる。

とても濃厚でクリーミィ。

3.パン
こちらもセットメニューに付いてくるメニュー。
パケットタイプとなっており、かなり噛みごたえのあるハードな仕上がりになっている。(マリオ談)
今回低糖質ダイエット期間中なので泣く泣く断念したが、次回、チートデーになったあかつきには食してみたい。
先程のサラダをディップして食べても美味しいに違いない。

パケットタイプのパン。サラダをディップして食べたかった・・・・・。

意外な伏兵「ブルーミン・オニオン」

続いては意外な伏兵をご紹介したいと思う。
4.ブルーミン・オニオン
アウトバックステーキハウスでは名物メニューの一つとなっている「ブルーミン・オニオン」。
その名の通り、まるで大輪のオニオンフライの花が皿いっぱいに咲き誇っているかのごとくである。
真ん中にはマヨネーズのサルサソースが鎮座している。
これがまたオニオンフライと抜群に合うのだ。オニオンの程よい甘さと、ソースのピリリとした辛さが食欲を嫌が上にも増進させる。止まらなくなる。
しかし美味しいのは良いのだが、これが「風雲たけし城」の如く難攻不落であった。
オニオンの花弁をいくら食べても一向に量が減らない。
マリオと二人で懸命に格闘するも落城するに至らず、最後は半分を残しあえなくギブ・アップとなった。
相当腹ペコの状態でないと、この食のラフレシアと化した花城を摘み取ることは難しいだろう。

これはアルコールが欲しくなる。もちろんビールだ!

やってきました「アウトバックスペシャル300g」

さぁ、ここでいよいよ真打ち、メインイベントの登場である。
往年の全日本プロレスなら、馬場・鶴田VSハンセン・ブロディの60分1本勝負であろう。
私がオーダーしたのは「アウトバックスペシャル300g」。マリオが注文したのは「アウトバッカーバーガー」だ。

5.アウトバックスペシャル(300g)
長期穀物飼育の豪州産の上質なランプ肉。赤身で脂肪が少なく、味に深みのあるアメリカで人気No.1のステーキ。
(おいおい、この店はオーストラリアとアメリカのどっちを推してるんだ?)
意外にも、添え物であるコールスローが地味に良い仕事をしていた。
中島誠之助をして、「良い仕事してますねぇ~」と高額査定間違いなしだ。

貧乏人ゆえ普段から300gの肉など食べつけない。
食べ続けると単調なステーキソースの味に飽きてしまうのだが、このコールスローでかなり味変を成功させることができ、最後までしっかり食べ切ることができたのである。
ブルーミン・オニオンは残しても、肉だけは残すことは許されなかったのだ。

見よ!このテーブル・マウンテンのごとく巨大な300gの肉塊を!

6.アウトバッカーバーガー
レタス、トマト、オニオン、ピクルス、マスタードをトッピングしたチーズバーガー。
チーズはチェダーかスイスをチョイスできる。
マリオもステーキに行くかと思ったが、こんな映え要素の高い巨大なバーガーをオーダーしたのは意外であった。

一見すると普通サイズのバーガーのようだが、これもまた結構なボリュームである。

やった、やりきった

3日間続けての連続投稿になったが、ようやくこれで肉祭りが堂々のフィナーレを迎えるに至った。
お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。

定時間際に駆け込んでくる突発性の高い仕事を避け、四方八方から現れる人混みをかき分け、全裸監督で一時の男のイノセントワールドに足を踏み入れ、最後の最後、心ゆくまで肉を味わい宴を終わらせることができたのだ。

こんなに嬉しいことはない。
しゃべった、愚痴った、ガス抜いた。
ついでに話が盛り上がり、思わず放屁もしてしまった。
抜くガスを間違えている。尻から出してどうするのだ。ボックスシートだったから事なきを得たが、テーブル席でカマそうものなら、即刻退店を言い渡されてもおかしくない程の激臭を放ってしまったのだ。

でも良い、これで良いのだ。悲しいアファフォー&アラフィフサラリーマンが一時の癒やしを得たのである。

無事に帰宅し、ダイエット中であるがゆえ恐る恐る体重計に乗ってみた。
なんと!あれだけ飲み食いしたにも関わらず、体重が全く増えていなかったのだ!
ウソでしょ?ウソだよね?これまじなの?
前日と同じ数字を示した体重計を眺め、はやり低糖質ダイエットは本物だと確信した。
もはや奇跡以外のなにものでもあるまい。

私は体重計を降り、一人ガッツポーズと共に言い放った。
ナイスですねぇ~!」。

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