カメラのイメージセンサーってなに?

そもそもイメージセンサーとは?

ニコンホームページ  ザ・ワークス Vol.29 LBCAST より引用

デジタルカメラには必ずイメージセンサーというパーツが組み込まれている。
別名、撮像素子さつぞうそしとも呼ばれるもので、カメラの最重要部品のひとつである。

人体のパーツでいえば網膜と同じであり、レンズを通過して入ってきた光を受け止め、その光を電気信号に変換する半導体部品のことであり、フィルムカメラ時代のフィルムと同じである。

このイメージセンサーの性能により、写真の画質が大きく変わってくるのだ。

イメージセンサーにはどんな種類がある?

デジタル一眼レフカメラの場合、撮影するシチュエーションや被写体の状態により、様々なレンズを交換して画作りをすることが可能である。

多種多様のレンズを用いることにより、自分のイメージに近づけることができるのだ。
(レンズはガラスや工作精度の違いにより値段が大きく異なる、高価なものでは100万円以上のものがある)

しかし、イメージセンサーはカメラ本体に直接取り付けられている部品であり、交換が効かない。
写真画質を大きく左右するパーツの交換が効かないのである。
これはカメラ本体を選ぶのに慎重にならざるを得ない。

では、実際のイメージセンサーの種類はどのくらいあるのか?というと・・・・・
・フルサイズ(35ミリ)
・APS-C
・マイクロフォーサーズ
・1インチ
・1/2.3
など、ザッと5種類ほどになる。(もっと細かく分類すると8種類なるが、ここでは割愛)

PHOTOGRA FANより引用

サイズによる違いはあるのか?

サイズによる画質の違いはもちろんある。
大きなセンサーサイズは画質が良いとされるが、それは以下のようなメリットによるものだ。

大きなセンサーサイズのメリット

写真が高画質
大きなセンサーサイズは言わずもがな、たくさんの光を集めることができる。
たくさんの光が集められるということは、より多くの色情報を取り込むことができるので高画質な画像になるのである。
また、暗い場所の撮影でもノイズが少なく高感度に強いのも嬉しい。
(夜間撮影でノイズが乗りまくっている写真を見たことがおありだろう、あのノイズを少なくすることができるのだ)

画角が広い
一枚の写真の中に、より広い範囲を収めることができる。

ボケる
レンズの種類による焦点距離によっても変わるが、同じ焦点距離の場合はセンサーサイズが大きい方がボケる。
私も、友人が持っているフルサイズのカメラで撮った写真を見て、あまりにもキレイなボケに驚いたのだ。
初心者カメラマンだった頃の私は、背景がボケるだけで上手くなった気分になっていたのである。

大きなセンサーサイズのデメリット

■カメラ本体が大きく重くなる
センサーサイズが大きいということは、必然的にカメラ本体が大きくなることを意味している。
大きくなれば重くなる、同然だ。
お散歩写真を趣味にしている私にとって、カメラの重さは非常に重要なのである。
重いカメラを首から下げ、長時間お散歩するのはチト厳しい。
女性の場合はなおさらだろう。

小さいセンサーサイズのメリット

■望遠に強くボディを小さく軽く作ることができる
センサーサイズが小さいのでカメラ本体を小さくすることができる。
カメラは撮影してナンボ!の世界であるから、持ち運びの良さと取り回しの良さ、軽さは絶対的なアドバンテージになりうるのだ。
カメラ女子は大きくてゴツいカメラは嫌いであろう。
また、値段が安いのも大きなメリットの一つである。

小さいセンサーサイズのデメリット

■高感度撮影に弱い
前述にある通り、センサーサイズが小さいと取り込める光の量が少ない。
夜間撮影はただでさえ光量が不足しがちであるため、画質が悪くなることがある。

■画角が狭くなる

■大きなセンサーサイズと比較すると画質が悪い
一般的にセンサーサイズが大きいほど画質が良いとされているので、小さい分画質が悪くなる。

まとめ

色々な種類のセンサーサイズがあるが、私がオススメするのはズバリ「APS-C」サイズだ。
フルサイズだとカメラもレンズも高価になり、そこそこの製品を買い揃えるだけで50万円くらいは軽くかかってしまう。
これでは趣味として楽しむ域を軽々と越してしまうのでいただけない。
(ステップアップして、APS-Cからフルサイズへ移行しようとはしているが予算が出ない・・・・・)

スマホのカメラは画質がキレイだけれども、今ひとつ「カメラで写真を撮っています」感が出てこない。
コンパクトデジカメも同様だろう。
(両方とも、写真を大きく引き伸ばすとそれなりにアラが出てくる)

初心者でも手軽に使え、かつ、満足の行く画質も手に入れたいとしたら、「APS-C」サイズのデジタル一眼レフカメラを強くオススメする。
私が手にしているニコン「D7100」も「APS-C」サイズのセンサーを搭載している。
カメラ本体とレンズで結構な重量になるが、そこは「カメラで筋トレ!」の意気込みで乗り切るしかないのだ。

また、少しずつレンズを買い揃えシステムアップしていく楽しみも、実はカメラにはあるのだ。

あれこれと色々なレンズが欲しくなり、泥沼にハマる状態を「レンズ沼」という。
私も既にレンズを4本所有している。
何ヶ月もお小遣いが無かった時もあったが、それでもまだレンズが欲しいのである。

新しいレンズで思った以上の写真が撮れた時のよろこびは格別である。

あ、今回はセンサーサイズの話であった・・・・・。
レンズの話でシメてしまった。
すみません。

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