今までの彼女の態度は花粉症を発症させるトリガーだったのだ。
今の状況を見てみると、それがよくわかる。
アルファベット5文字目から始まる動画配信者の、SNSで放ったたった一言が大炎上を巻き起こしている。
その発言は即刻削除されたのだが、スクリーンショットという物的証拠があらゆるユーザーにより拡散され、まるで燎原の火の如く事態は収まることを知らず、今日もネットニュースを賑わせている。
出演していたTV番組は絶妙な編集でフレーム・インのシーンをほぼカットされ、レギュラー出演していたラジオ番組は中止。CM契約も解除され、スポンサー公式サイトからその姿を消してしまった。
自業自得とはいえ、SNSでの何気ない一言が致命傷になる時代なのだとしみじみ思ってしまった。
本人はどう考えていたのか伺い知れないが、今回の発言は冗談では済まされるものではないし、場合によっては脅迫と捉えられても仕方のない事案であったと思う。
失言により、芸能界での地位を剥奪されてしまった例は枚挙にいとまがない。
「不倫は文化だ」とのたまった昭和のイケメン俳優。
お笑い芸人の母親が作ったお弁当が冷凍食品ばかりで色味に欠けると揶揄した女性タレント。
天災による義援金活動を「くだらねぇ、世の中チャリティー産業かよ?」という、ハードパンチな発言をした元グラビアアイドル。
万引き行為をエスカレートさせ、とうとうその商店を閉店にまで追い込んだことを武勇伝にように語ったバラドル。
発言にそこそこの影響力を持つ人間のそれとは到底信じがたい。
上記のような例もあれば、裁判沙汰にまでなった大手回転寿司チェーンの事案で何も学ばなかったのだろうか?
今回の件で、彼女の礼儀をわきまえない言動、周りの人間を巻き込む遅刻癖が悪目立ちをしてしまい、今まで彼女の態度を「個性」として容認してきた大多数が牙を向いたのだ。
これは個人的見解ではあるが、かなりの数の人間が嫌悪感を抱き、我慢に我慢を重ねていたのではないかと思う。
一定期間花粉を吸い続けていることでアレルギー抗体ができあがり、許容量を超えた時点で花粉症が発症するのと似ている気がする。(堪忍袋の緒が切れるともとれるが・・・・・)
TV視聴者や制作者側は我慢し続けてきていたのだと思う。
それがトリガーとなり、待ってましたとばかりに今回のような降板ドミノを引き起こす一大ムーブメントに発展してしまったのではないだろうか?
かくいう私も昭和世代の古い人間で、最低限の礼儀はわきまえるように育てられてきた。
そのせいもあり、彼女の「個性」と言う名の悪癖は好意的にとらえることは出来なかったため、出演番組はことごとく避けるようにしてTVを視聴してきたし、関連するネット動画も見ないようにしていた。
なんだかんだいいつつも、やはり礼儀や礼節は大切であり、敬意を示すべき相手は厳然と存在してる。そして、親しき仲にも礼儀ありなのだ。
彼女が復活するか否かは全く予想だにできないが、獲得している大多数のファンが納得する形で、落ち着くべき場所に落ち着いて欲しいと思う。
今は活動を休止し精進しているという彼女。
どうかフワっとした反省ではなく、しっかりとした言動や態度を身につけて欲しいと切に願っている。