カメラの設定が全く分からなかった
趣味として始めたカメラ。
最初からハイ・アマチュア向けモデルである「D7100」を購入した経緯は記事にした。
それなりのモデルで始めないと、APS-Cからフルサイズへステップ・アップする段階に来ても困るだろうし、何より一番困ってしまうのは飽きてしまうことなのだ。
(APS-Cとフルサイズの違いは別の機会に説明する)
仮に飽きてしまったとしても、先行投資にそれなりの金額を使ってしまったのである。
もったいなくて止めるに止めれない。
そこまで自分の貧乏性を見越した、いやらしい魂胆があったのは言うまでもない。
意気揚々と箱から取り出し、カメラ本体にレンズを装着し構えてみる。
レンズは本体とセット販売で購入した、「AF-S NIKKOR 18-300ミリ/3.5-6.3G」である。
ちなみに、レンズ本体に表記されているアルファベットと数字の意味はもちろん分かろうはずもなかった。
レンズ性能を表しているのだろうということが想像できただけだ。
(レンズ表記の意味も別の機会に説明する)
次に、本体を誤って落としてしまわぬようストラップを装着しようとしたのだが・・・・・。
これまた全く装着の仕方がわからない。
カメラ初心者が一番最初につまづき嫌になってしまうのは、案外このストラップの付け方なのではないだろうか?
そのくらい、当時の私には難解だったのだ。
Nikonのホームページやら、Youtubeでの懇切丁寧な装着ガイドを見なかったら、ずっとストラップ・レスのままでいて、いつ本体を地面に落っことすか不安で不安で仕方なかったに違いない。
(説明書の図説じゃわかんねぇっての)
露出モードってなんだ?
「D7100」本体左側にある設定ダイヤル。
これが「露出モード」を切り替えるために使用するダイヤルだ。
露出とは、写真を撮影する際にカメラが光を取り込む量のことを言い、その量は、絞りとシャッタースピード、それにISO感度によって決まるのだ。
つまり、「露出モード」とは、カメラの光の取り込み方を動的に変更させる機能のことなのである。
その露出モード、AUTOはなんとなく分かった。
きっとカメラが被写体に合わせ、「悪いようにはしない」感じに撮ってくれるんだろうなぁ~と想像はできた。
だが、他のアルファベットの羅列や、「SCENE」、「U1」、「U2」、「EFFECT」がわからない。
何を意味していて、セットするとどんな写真が撮れるのか全く想像がつかなかったのである。
まぁ、当たり前である。
今ではしっかりと理解しているが(つもり)、「M」、「A」、「S」、「P」はそれぞれ個別の「露出モード」を意味しているのである。
「露出モード」は各メーカーで表記の違いはあれど、概ね以下のとおりである。
・「M」 ⇛ マニュアル
・「A」 ⇛ 絞り優先オート
・「S」 ⇛ シャッタースピード優先オート
・「P」 ⇛ プログラムオート
「M」マニュアルモード
絞りもシャッタースピードも全て自分で調整・設定するモード。
自分の思い通りの設定ができる反面、絞り、シャッタースピード、ISO感度それぞれの依存関係が理解できていないと悲しい写真を量産するハメになる「激ムズモード」。
私も物撮りなどの機会以外に滅多に利用しない。(物撮りもほとんどしたことがないが・・・・・)
「A」絞り優先オート
メーカーにより「【A】Aperture(アパチャー)」、「【Av】Aperture value(アパチャーバリュー)」と表記が異なるが、省略しているだけで意味は同じである。
明るいレンズ(F値が小さいレンズ)によるボケを使った表現、ピントを広範囲に合わせて風景を撮る場合に利用する。
私が一番多用しているのがこの「A」絞り優先オートである。
シャッタースピードをカメラが自動的に調整してくれるのである。
「S」シャッタースピード優先モード
シャッタースピードを決めたら、露出に応じてカメラが絞りを調整してくれるモード。
動く被写体に合わせ、適切なシャッタースピードを設定することによりブレのない美しい写真が撮影できる。
逆に、シャッタースピードをわざと遅く設定して、被写体ブレを表現したりするのに用いる。
「P」プログラムオート
被写体の状態に合わせて、ISO感度も含めた細かい設定をカメラが勝手に決めてくれるモードである。
何でもお任せモードで失敗も少ない。
初心者はまず、このプログラムオートで沢山シャッターを切ることをオススメする。
私は散歩をしながらのスナップ写真を撮るのが好きなのだが、ふとした瞬間に撮影したいと思っても、色々とカメラの設定をしているうちにシャッターチャンスを逃してしまったことが多々あった。
初心者のうちは迷わずプログラムオートで撮るべし!なのだ。
(かくいう私もまだまだカメラの設定を思うように調整出来ないのだが・・・・・)
まとめ
カメラ操作に慣れない初心者のうちは、「P」プログラムオートで撮影することをオススメする。
まずはカメラを構える、ファインダーを覗く、構図を決める、シャッターを丁寧に切る。
この一連の動作がスムーズにできるように、体に覚え込ませる必要があるのだ。
ちなみに、私はまだ姿勢が悪いらしい。
カメラ師匠(友人)曰く、「しっかりとしたスタンスで立っていないから画がブレる!」のだそうだ。
言われてみれば、結構な確率で手ブレてしまった悲しい写真がある。
基本のルーティーンを覚えるたためにも、まずは余計な設定に気を取られることなく、しっかりとしたスタンスでカメラを構えることが大切なのだ。
もっと精進しなくては・・・・・。
この記事を書きながら自分で思ったのである。