愛用テントDODワンタッチテント「T2-29」

極寒キャンプを始めて約2年。

超面倒くさがりな私が、キャンプを楽に、そして快適に満喫するためのテントは無いのか?
という、超個人的なわがままにのみに焦点を絞って探し、吟味し、悩んで購入したのがDODの「T2-29」である。

この、超が付くほど簡単に設営が出来る、「DODワンタッチテントT2-29」を実際に使って気になった点を5つご紹介したい。
かなり個人的な見解が含まれているが、ご参考になれば幸いである。

DODブランドとは?

ビーズ株式会社が取り扱うアウトドア部門のブランドであり、同社はまた自転車用品ブランドも同時に展開している。

2018年2月から、ブランド名を DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)から、DOD(ディーオーディー)に変更、それに合わせてロゴも変更になった。
ちょっと変わったウサギのロゴマークが特徴と言えば、お分かりかもしれない。

スタイリッシュでお洒落なデザイン、そしてリーズナブルな価格設定。
バリエーション豊かな商品ラインアップで人気があり、カマボコテントやタケノコテントは話題にもなった。

とにかく設営がラク

この「T2-29」の最大の特徴は、ずばり設営が楽なところである。
それ以上でも以下でもない。

折りたたまれたフレームを伸ばし、センター部分を持ち上げてロープを引っ張り広げるだけなのだ。
まさに、折りたたみ傘を開く要領である。
呆気にとられるほど簡単で、余った時間を他のことに使えることは言うまでもない。

仲間がテント設営に時間と労力を取られている間、ジェットボイルであっという間にお湯を沸かし、香り高いコーヒーで悦に入ることなど簡単にできるのだ。

この「T2-29」と最後まで悩んだのはファストキャンプの「ワンタッチテント」だった。
(このテントは仲間の一人が実際に購入して使用しているので、いつかレビューを書いてみたい)

具体的な設営方法は以下の動画をご参照いただきたい。

それなりの広さと室内装備

このテント、それなりの広さはある。
私は身長が170センチあるのだが、横になって寝てちょっと余裕があるくらいのスペース。
大人二人で寝るとなった場合、手荷物はテントの外(車の中など)に置かないと正直ちょっとシンドい。

大人一人で過ごすなら、荷物も置けて丁度良いスペースは確保できる。

室内床面には2か所のメッシュポケットが付いており、ちょっとした小物(時計や携帯)をしまっておくことができ、翌朝になって散乱した荷物の中をひっくり返して探すようなこともない。
また、LEDランタンを引っかける布リングも天井についている。(これが地味に役に立ったのである)

いいところばかりじゃない

そんな「T2-29」なのだが、当然メリットばかりの商品ではない。
以下、気になった点を述べたいと思う。

「フライシートは必須アイテム」
夏・冬を問わず、テントの室内換気は重要である。
冬場はとくに夜露で室内がビッショリ濡れること必至なので、フライシートはマストバイだ。
(翌朝、シャワーを浴びたんじゃないか?ってくらい頭や足先が濡れる)

「トップシートを無くしやすい」
雨の侵入防止とベンチレーションのため、他のメーカーの製品同様、天井にトップシートをつける部分がある。
このトップシート、取り外しが可能であるがゆえに無くしやすい。
しかも別売りはしていないので、無くしたら最後、他のもので代用するしかない。
キャンプから帰ってテントを乾かしていた時、トップシートをいくら探しても見つからず諦めかけた時、室内のメッシュポケットに入っていて焦った記憶がある。

「ペグが弱すぎ」
購入時に付属しているペグがめちゃくちゃ弱い。
細いスチール製のペグであり、オマケで付いてくるので仕方ないと諦めるしかないのだが、ハンマーでちょっと強く打ち込んだらスグに曲がってしまって使い物にならなくなってしまった。
翌日、すぐにスノーピークの鍛造ペグをアマゾンでポチったのは言うまでもない。

まとめ

上記特徴をまとめると以下のようになる。
・とにかく設営が楽
・それなりの居住性
・フライシートは必須
・トップシートを無くしやすい
・標準でついているペグが弱すぎ(買い換え必須)

不満点もそれなりにあるのだが、それを補って余りあるのは、何と言っても「設営の簡単さ」であろう。
一緒に行った仲間が汗をかき、設営のためにテントと長時間格闘している横で、ものの10分もあればテントロープまで貼り終えてしまう。

手際よくテントを設営したい方、お洒落なデザインでキャンプギアを揃えたい方にはオススメである。

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