今、私の体はこんなモノでできている

祭りのあと

大々的に開催した肉祭りから週末の休みをはさみ、ようやく平穏な食生活が帰ってきた。

とにかくあの肉祭りはパンチが効いていた、いや効きすぎていた。
食べ過ぎるのは覚悟のうえ、ただひたすらに「ナイスですねぇ~」の大号令のもと一心不乱に食いまくったのだ。
あと一歩でマーライオンになり、華麗なるリバースの惨劇を品川ステーション12番線ホームで繰り広げる寸前で、なんとか踏みとどまってみせたのだ。
年に一度あるかないかの大ご馳走が、もうもうと上がる湯気とともに胃の中から口を伝い、弧を描きながら寒空に出ていってしまうのである。例えジュリーから胃の中の肉に向かって「出ていってくれぇ~!」と眼前で歌われたとしても、断固拒否しなくてはならない。
勝手にはできないのである。
ヴォエロロロロロ・・・・・。

とあるTVCMで「1日7秒のハグで大切な人との絆を深めよう」とあったので、帰宅後すぐに妻を後ろから抱きしめたら問答無用でベッドルームに連れていかれ、「飯が先だよ飯が!それより風呂か?」「ウフフ、イヤだぁ」などのやんごとなき展開を期待したのに、ベッドの上でがっつりマウントを取られ7秒以上ボコられるくらいなのだ。
万が一リバースの惨劇をヤラかそうものなら、またその事実を知ってしまったら、確実に鉄拳制裁が待っている。
「なんてもったいない!食べた5,000円駅で出してきたのか!それだけ稼ぐのに私がパートで何時間働けばいいんだ!」と。
北斗百裂拳を全身で受け止めるだけの体力と気力は、肉祭りから帰宅したサウザーには残っていないのである。
代金は私のお小遣いから払っているのにも関わらずだ・・・・・。

ダイエットは水前寺清子

あれだけ肉を喰らい酒を飲み、愚痴を言いまくりガスを抜いた肉祭り。
最後の最後は抜くガスを間違え放屁までカマしたのだ、当然制裁は覚悟していた。
日頃のストレス発散という情状酌量が認められたとしても、6人の裁判員は全員「有罪」を私に言い渡すだろう。
体重増という死刑宣告である。

ダイエッターはことあるごとに体重計に乗る、意味もなく1日に何回もだ。
妻からは「何回乗っても結果は同じでしょ、バカじゃないの?そのたんびに全裸になって!」と蔑まれようとも、何度も確認してしまう全裸マンだ。
1kgでも落ちようものなら小躍りし飛び上がる。500gでガッツポーズ。それ以下だったとしてもモチベーションは上がる。
現状維持だと平静を保っていられるが、1gでも増えようものなら地獄の底に叩き落されんばかりの凹みようだ。
自動販売機で缶コーヒーを買おうと財布を出し、中身を見たら万券1枚しか入ってなかった時より凹む。
ガチ凹みだ。

だが、体重は変わっていなかった。
前回のブログでも記載したが、あれだけの肉・肉・肉の大フィーバーだったのにも関わらず、体重は1gの増加も認められなかったのだ。
(体脂肪率は増えていたが、ここではあえて目をつぶる)
ダイエットを開始してから体重は一進一退を繰り返してはいる。
1kg減ったのに翌日は500g増えていたり、数日全く変わらなかったりと、私のわがままボディーは気まぐれだ。

ダイエットって水前寺清子だなぁ~とつくづく思う。
「三歩進んで二歩下がる」感じなのだ。一足飛びの成果は望むべくもない。近道もない。

だが、こう言う少量の減量、つまりは小さな成功体験を繰り返すことが大きな結果に繋がると信じている。
「今日はチートデーだから何食ってもいいや!」と、自分にルノアールのココアより甘いご褒美あげてしまっても、ソレはソレである。
たまには許してあげたいと思う。

毎日のようにコレを食べて飲んでいる

低糖質ダイエットを実践しているのだが、これが中々難しい。
大好物のご飯、パン、うどん、蕎麦などを口にせず、肉と野菜を中心とした食生活を心がけている。
精製された白い砂糖にはとんとお目にかかっていない、ご法度だ。

そんな中、私が毎日のように口にしているのがベーコンエッグとバターコーヒーだ。
朝食はこの一週間毎日これにしている。
ベーコンエッグは普通のものと変わりない。ベーコン(またはハム)と目玉焼きが二つ。
前夜からの空腹でどうしようもないときは、ミックスナッツを少々と、クリームチーズをかじって我慢している。

そして何より大切にしているのがバターコーヒーである。
このバターコーヒー、実は作るのがかなり面倒そうでしかも材料がめちゃくちゃ高い。
バターはグラスフェッドバターと呼ばれる、草だけを食べさせた牛の乳から作られたバターを使用し、それからMCTオイルと良質なコーヒーを使う。
この材料を集めるだけでも大変なのだ。
天下の成城石井に行きグラスフェッドバターは入手できても、MCTオイルは置いていなかったりする。
またバターを結構入れるのでブレンダーも必要になる。
朝の忙しい時にコーヒーを落としてバターとオイルを入れ、さらにブレンダーで撹拌するなどという面倒で時間も手間もかかることはやっていられない。
もちろん、妻からは最初から完全に拒否られた。
「冗談でしょ?朝は忙しいの!そんなことやってたらパートに遅れちゃう!」と、けんもほろろだ。

超お手軽、ファミマのバターコーヒー!

どうにかして手軽にバターコーヒーを毎朝飲めないものか思案していると、ファミマでバターコーヒーを売っているという情報をネットで入手した。
あいにく家の近所にはファミマはないのだが、そんなことは言っていられない。
車を飛ばし5分の場所にサークルKが居抜きをし、ファミマに変わった店舗があったのだ。

はやる気持ちで早速バターコーヒーをレジまで持っていったのだが、値段が高いのにビックリした。
1本で180円ちょっとしたのだ。(店舗によって値段は違うかもしれない)
「え?このコーヒーそんなにすんの?やっぱり材料高いから?」
買いだめしようと4本もってきたバターコーヒーを、レジのJKから舌打ちされながらもシブシブ2本戻したのだ。
恐るべしバターコーヒー。

結構な値段はするが、バターコーヒーを入手した!

ダイエットの途中経過はおいおいご報告しょうと思う。
まだ成果と呼べるほどの変化がない。
(実は全然減ってねぇんじゃねぇの?という、妻と全く同じ意見は黙殺する)
しばしお待ちいただきたい。

ここで退くわけには行かない。
しつこいようだが、「退かぬ、媚びぬ、省みぬ!」の精神でダイエットを全うしたいと思っている。

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