未だ慣れぬリモートワーク
時は既に5月1日。
先の見えぬコロナウィルスの影響によりリモートワークを余儀なくされ、メーデーという労働者の日を迎えるにあたっても、労働しているのか、リモートワークシステム監視下のもと、労働させられているのか判然としない日々を送っている。
PCへのログインとログアウト時間をシステムが自動的に収集し、就業時間中のPC画面のスクリーンショットもランダムに撮影され収集される。(操作している人間はいつスクショが撮影されているかわからない)
収集されたデータにより、社員がしっかりと就業時間内にきめられた業務をこなしているかどうかを管理されるのだ。
いつチェックが入るかわからない緊張感により、普通に出社して事務所で勤務をしている時より疲れを感じる。
通勤電車によるウィルス感染のリスクや恐怖からは開放されたが、この恐怖映画の如き精神的拷問は、確実に私の寿命を縮めていると思うのだ。
リモートワークという新しいスタイルの働き方に戸惑いをみせつつも、自宅であるという気楽さからか、TV会議にいつ招集されても良いように、上はYシャツ、下はブリーフというお気楽で自堕落極まりない格好で仕事に臨んでいる。
PC画面のスクショは撮られても、ウェブカメラの映像までは撮られない。システムの管理外の部分については全くのノーガード戦法を常としている。
TV会議で指摘されないようなスタイルを維持さえしていれば、たとえ着替えが間に合わず、ズボンがパジャマのままであったとしても、フルチンで座っていたとしても、どうせ画面上には映っていないし、他のリモートワーカーも同じような格好をしているはずだからである。
Yシャツにブリーフ、後ろ頭はボッサボサのお花畑状態だとしても、移動を伴う外出手段を自粛させられているので、ついつい身だしなみはいい加減になる。
こんな状態がいつまで続くのか不安になる毎日だが、この業務スタイルがほぼ確立しつつある今日、もうしっかりとスーツを着込んでの出社など考えられなくなりつつある。
リモートワークの功罪については、これから先に審判が下されよう。
個人的見解だが、このコロナショックにより働き方は確実に変わると思う。
良い意味でも悪い意味でも。
願わくばリモートワークが働き方のスタンダードとして、しっかりと市民権を獲得して欲しいということだ。
Yシャツにブリーフ。この快感からは逃れられそうもない。
まさに自粛警察
連日のコロナ報道も最近は聞き流すようにしている。
今、心がけることはたった一つ。外出自粛だ。
これ以上でも以下でもないであろう。買い物に行くにも必要最小限にしているし、日課としているウォーキングも早朝の人の居そうもない時間帯に変更している。
仕事ではアベンジャーズならぬヤベンジャーズであるからして、せめて日常生活だけでも「君も家にいればアベンジャーズ!」としておきたいのだ。
本来ぐうたらで自堕落な性格と生活様式を信条としている人間であるから、家でジッとしているだけで立派な社会貢献になるというのなら、もう喜んで貢献する。
コレ以上ないくらい貢献する自信はあるのだが、在宅時にどうしても気なるというか、少々考えさせられることがある。
前回の記事で、「同調圧力により爆誕した正義マン」を書かせていただいたが、外出自粛のストレスがピークに達しているのか、それともただのネットリンチがしたいだけななのか、ネットウォッチャーの動向が気になって仕方ない。
これだけ耳にタコが出来るほど自粛が叫ばれているのに、体調不良の中で沖縄へ出かけ、そこでゴルフに興じコロナに感染してしまったかつてのトレンディ俳優。
そのうちお金に困ったカワイイ子が風俗で働き始めるから、とにかく今はそれまで風俗に行くのは我慢しますとのたまったお笑い芸人。もうめまいがする・・・・・。
どちらも「ボ~っと生きてんじゃねぇよ!」と、チコちゃんに一喝されてしまいそうだ。
確かに、今の世相を鑑みると軽率な行動や発言をしてしまったのは明らかだ。
だが、もうこれ以上ネットリンチを繰り広げなくても良いのではないだろうか。
人格まで否定されるほど叩かれまくったのだから、本人が心の底まで反省するまで放っておいても良いではないかと思うのだ。
某お笑い芸人などは、過去にメンタル不全で仕事を休んだ経験があるのだから、また今回の騒動で引きこもってしまう可能性は大きい。
某トレンディ俳優にしても、寛解するまで治療に専念し、メディアには出てこないほうが良いと思うのだ。
謝罪をしても叩かれるし、沈黙を守っても叩かれる。
自分自身の行動に起因する炎上騒動なのだから、本人たちが一番わかっているし反省していると思う。
今回の自粛警察の爆誕も、外出自主によるフラストレーションのはけ口が見つけられない中、ネットウォッチャーに格好の火種を与える形になってしまったのだと思う。
正義マンが集合し、戦隊ヒーローになってしまった感がある。
また、主張していることが全く正しいのだから非の打ち所がない。
ネットへの書き込み内容が過激化するのも致し方ないのだろう。
今、日本に住んでいる人間全てが精神的にも肉体的にも疲弊している。
感染者数は減少傾向にあるのだが、それでも状況は予断を許さず、緊急事態宣言解除は延期になることが濃厚である。
溜まりに溜まったストレスが爆発し、暴動や事件が起こるのではないかと、今度はそちらの方の心配もしなくてはならないかもしれない。
自分自身も周りも、どんどん殺伐とした心理状態になりそうで怖い。
GWに突入しているが、今は家でおとなしくAmazonプライム・ビデオや読書に勤しむのが一番だ。
視聴するならホッコリするような作品を楽しみたい。
先日視聴した「ゆるキャン」は本当に良かった。
出演している女優陣も可愛かったのだが、真冬の極寒キャンプを楽しむ女子高生の姿に一種のファンタジーを感じた。
真冬の山梨県、キャンプをするには余りにも寒く厳しい環境だからだ。
実際に経験している人間だから分かる。あまりにも寒くて歯をガチガチと鳴らしたまま一睡もできない夜が何度もあったのだ。
(それでも楽しくて極寒キャンプは止められないマゾである)
早く真冬のキャンプを楽しみたい。
今年の夏はまだまだ自粛が続きそうな気がする。
お楽しみは冬に取っておきたいと思っている。