気になって仕方ない
受信トレイに未読メールが溜まるのが恐怖だ。
数々の業務連絡は当然のようにメールで来るのだが、とにかく、受信したメールを放置しておくことでロクな目に逢ったことがない。
毎日山のように送信されてくるメール。
業務連絡、定期購読しているメルマガ、ダイレクトメール、そしてスパムメール。
大量のメールが送信されてくると、どんどん受信トレイがスクロールしていってしまい、重要なメールが埋もれて見えなくなってしまうのだ。
資料作成や調査依頼のリマインド、会議開催通知、所属部署メンバーへの連絡事項、事務手続きの承認依頼。
「見てませんでした」、「知りませんでした」では済まされないような超重要な内容のメールが、うっかりするとゴミメールの底なし沼にズブズブと沈んでいってしまうのだ。
あぁ・・・・・。
そして、締切前日に資料作成依頼のメールを見つけたりして顔面蒼白になる。
前回、私の会社はエゲツないほどの減点主義だと書いた。
一度でもヘマをしようものなら、市中引き回しの上打ち首獄門の社風である。
どんな悲惨な目に逢うかは、火を見るよりも明らかであろう。
さまざまな試み
そんな初歩的なミスを未然に防ぐため色々なことにトライしてみた。
・受信トレイの中に優先順位ごとにサブフォルダを作成して管理
・Outlookのスケジューラーの活用
・Outlookのリマインダーの活用
・Todoリストの作成
どれもこれも利用するにあたって、まずはデータの入力作業から始めなければならない。
まずこれを忘れてしまうのだ、これではツールはあっても何の役にも立たないのである。
最終的に行き着いた最善の方法は・・・・・。
受信トレイに未読メールを残さないということだ。
メールは着信したらすぐに読む。
すぐに着手して片づけられるものについては、先送りにしないでトットとやってしまう。
すぐに着手できないものについては、その場でスケジューラーにデータを入れてリマインドさせる。
もうほどんど病気である。
朝から晩までメールに追い回されているようである。
それでも、締切に間に合わず上司に叱責されることを思えば、何百倍も気が楽なのである。
やっぱり病んでる
一時期、担当していた業務がとても忙しく昼夜を問わず電話がかかってくることがあった。
その時は、ちょっとでもカバンが震えようものなら着信があったと勘違いし、携帯を取り出して確認するようなことをプライベートな時間でも何度もやっていた。
取り憑かれたかのように・・・・・。
強迫観念もここまでくれば立派なものである。
一緒に飲んでいた友人からは、「お前、パブロフの犬か?」と、笑われながらも呆れられていた。
何かを常に意識させるのに一番手っ取り早いのは、はやり恐怖心を煽ることなのだろう。
そういえば、今日も必死に着信メールと格闘し、携帯のチェックを怠らなかった。
いつになったら解放されるだろう?