2023年7月14日

ドラム式洗濯機よ、お前もか?!

「五郎、洗濯機がどうやらダメみたい・・・・・」

部屋で一人、ムフフな動画をこっそり・ひっそりと楽しんでいたところ、妻がいきなり背後に忍び寄り、恐怖の一言を背中に浴びせかけてきのだ。
まるで、ムスカの傍若無人ぶりにブチ切れたシータとバズーが唱える「バルス」の如き破壊力をもって、その一言は、まだ梅雨の明けきらぬ熱帯夜に恐怖と言う名の冷水をぶちまけてきたのだ。

長年酷使し続けている我が家のドラム式洗濯機。
そのドアの開閉に問題が生じていると、随分前から妻からは直訴されていた。
いくらキチンと閉めていても、「フロントドアをしっかり閉めてください」とのメッセージが表示される現状について、何度も繰り返し妻からは訴えかけられていた。
そのたび、修理に出すことも、新しい洗濯機を買うことにもダンマリを決め込んでやりすごしてきたのだが、とうとう、本格的に、絶望的に、壊滅的に、我が家のドラム式洗濯機がお亡くなりになったようなのだ。

「去年、エコキュートで40万以上吹っ飛んだんだ!どうしてまた洗濯機が壊れるのさ!」
と、理論性のかけらもない、ただの八つ当たりとしか思えないトホホな悲鳴を妻に浴びせかけたところで、妻は石仏のように表情を一切くずさない。
「そんなこと言ったって仕方ないでしょ?前から調子悪いって言ってたのに無視してるから本格的に壊れたのよ!もっと前に修理しておけば!!!!!!」
と、妻の怒りスイッチがオンになったところでPCの画面を切り替え、洗濯機が修理可能かどうかを必死に調べ始めた。

しかし、エコキュート同様、どうやっても修理の手段を見出すことはできなかった。
なにしろ11年以上前のモデルである。
この木なんの木の家電メーカーも、既に修理部品の供給はストップしているようで、どうやっても修理の目処がたたない。
我が家の洗濯機と同様の症状で悩まされているご家庭は多いらしく、一日に何回も開閉するフロントドアの摩耗は激しく、本体とドアの接合部分のヒンジは壊れやすいとの悲しい情報のみ得ることができた。

直らない、直せない理由などいくら知り得ても無駄なのだ。
今知りたいのは買い替えせずにどうやって安価に修理できるかの一点のみなのだが、夕飯を食べることも忘れ一心不乱にネットと格闘するも、ムリなものはムリなのだという悲しい現実を突きつけられるのみだった。

近所の家電量販店で新しい洗濯機を購入しようと画策はしているのだが、いかんせん日中は仕事で手が離せず、どうにも対応できない。
仕事を終える頃にはお店が閉店してしまうというジレンマ。
ネットでポチればいいのかも知れないが、こと大きな白物家電の購入となると、ネットでの購入に及び腰になってしまう昭和マインドから抜けきれない貧乏人なのだ。

そうこうしている内にみるみる汚れ物は溜まっていき、洗濯カゴには山積みの衣類が溢れかえっている。
コインランドリーでの洗濯を試みたが、一回の洗濯に600円もの大金をそうそう出すことは出来ず、ある程度の量が溜まってから行くことに方針を決定。
現在、汗と皮脂と切なさを目一杯繊維の奥に染み込ませた汚れ物が脱衣所に溢れかえっている。
折からの暑さでとんでもないオイニィを撒き散らしている。

あぁ・・・・・風呂に入るたびに嗅がさせる加齢臭と汚れのパフューム。
あーちゃん、ノッチ、かしゆかも裸足で逃げ出すだろう。

目下、我が家にお迎えするブランニューの洗濯機は、東芝の型落ちモデル(10万円を切るごくごくノーマルなタイプ)に狙いを定めている。
もう風アイロンやら何やら、いつ使うのかもわからない機能など不要なのだ。
汚れを落として脱水さえしてくれれば、使途不明な機能などにお金をかける意味など無い。

あとしばらく、脱衣所で対峙する衣類との激臭バトルに臨むほかないのである。
ただでさえ自分の体からの臭いだけでもウンザリなのに、洗濯カゴからの臭いにも耐えなくてはならないとは・・・・・。

去年といい今年といい、我が家の夏は散財の季節なのかもしれない。


つまらない日記に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。

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