あけましておめでとうございます。(2020)

連休終了まで後2日

何ということでしょう!
窓から覗く暮れなずむ空を見上げれば、瞬き始めた星々が正月三が日の終わりを告げようとしている。
夢心地の超大型10連休も、残すところ後2日となってしまったのである。

過ぎ去った8日間で一体何をしてたんだっけ?と自問自答するも、大掃除と洗車、銀行に行ったくらいしか思い出せない。2019年を総括し、新年へ向けて行った生産的な準備といえば、疲れた体を癒やすために「寝まくった」くらいしか答えられないのが現実だ。

大型連休に入った途端、自堕落でぐうたらな「のび太」の日常が如きダークサイドな生活へと落ちてしまう。
アナキンが愛するアミダラを失い、苦悩に苦悩の末ダークサイドに落ちたのに比べ、私は「二度寝」という怠惰極まりない、ぐうたらな時間の活用により簡単にダークサイドに落ちるのである。

来週月曜から、毎朝6時に起床しなきゃならないなんて信じられない。
もう生活のリズムが完全に夜型、まさにダークサイドに移行してしまったのである。
どのような真人間更生プログラムを用いたとしても、一週間以上は通常の生活に戻れまい。
通勤ラッシュ時の品川駅を思い浮かべるだけで吐き気がする・・・・・。

「人間は怠惰でラクな生活を絶対的に好むのだ」、このダークサイドへ落ちる真理は覆りそうにない。
May The Force Be With You.

2019年レコ大受賞曲は「パプリカ」?

何をいまさら感があるのだが、2019年のレコ大受賞曲は「パプリカ」だそうである。
知らなかった・・・・・。

NHKの「2020応援ソング」として企画され、楽曲プロデュースはあの「米津玄師」氏である。

どうりでキャッチーで覚えやすい、それでいて不思議なメロディーの響きがあると納得できた。
カラフルな民族衣装の如きコスチュームを身にまとい、小中学生で編成されたユニット「Foolin」が歌っている。
レコ大の番組で初めてフルコーラスを聞かせていただいたが、元気一杯で健気なパフォーマンスにホッコリさせてもらった。レコ大受賞もうなずける。
2020年である今年は、もっともっと「パプリカ」を耳にする機会が増えるだろう。

しかし、ここ最近の日本のミュージック・シーンには全く無知で、何が流行っているのか、どの歌手やバンド、グループが人気があるのか全くもって理解・認知していないので、「パプリカ」と聞いて野菜を一番に思い出すという、余りにもありがちでベタなボケをカマしたのは、万年メタボおやじの悲しい性だろう。

ちなみに、乃木坂、欅坂、日向坂、それぞれのグループの構成員が全く判然としないのは言うまでもない。
「モー娘。」に至っては「ゴマキ」が在籍していた頃が直近の記憶になっているほどだ。
そういえば、「福田明日香」は今いくつになって、何をしているのだろう?
加齢の坂を転がり落ちるアラフィフに、もやは記憶の力は時の流れに追いついていかない。

ドラマ一挙再放送は廃人製造ソリューション

年末年始のバラエティ番組のつまらなさは、一体どうしたことなのだろう?
ここ数年は酷いとしかいいようがない。

視聴者の趣味趣向の変化、また、時制として求められる笑いとモラル、秩序とのバランス取りに制作側が試行錯誤をしているのが見て取れる。
様々な要因との兼ね合いを図るがゆえに、テンプレ化してしまった、コンプライアンスに抵触することなき、ありきたりな内容の番組になってしまったのだ。

何でもアリのノリで番組を制作、放映していた昭和の時代とは、番組自体のあり方も変わってしまったのだろう。
仕方ないとはいえ、どこか一抹の寂しさを感じてしまうのは、昭和のバラエティ番組を見て育った世代だからゆえなのだと思う。

そんな中、TBSとテレ東の「人気ドラマ一挙再放送」という絨毯爆撃が我が家の茶の間を襲った。
(他の局でもやっていたが)
下手につまらないバラエティ番組を放映するより、過去、人気を博したドラマを一挙に放映してしまおうという、手っ取り早いが、確実に数字の取れそうなクレバーな戦略。
視聴者心理を上手く汲み取った、TBSとテレ東の確実な戦略の勝利である。

今回の年末年始、まんまと術中にハマり下記ドラマを貪るように視聴してしまった。

①「逃げ恥」12月28日~29日
28日と29日の2日に渡り、朝から17時までのノンストップ強行軍放映。ボリューム満点!
これにより、我が家の大掃除が遅々として進行しなかった。
ガッキーと共に恋ダンスを踊り狂い、妻から川田利明も真っ青のケンカキックを喰らったのは言うまでもない。

②「義母と娘のブルース」12月31日~1月1日
大晦日の全ての予定を吹っ飛ばすほどの、これまた怒涛の猛ラッシュ。
はやり、1クール分のドラマを一気に再放送するというのはボリューミィでパンチがある。
一部、大掃除を断念せざるを得ない箇所がでてくるなどの爪痕を残し、2019年の大晦日を飾った。
レギュラー放送を視聴していなかったが、こんな荒唐無稽で泣けるストーリーには中々お目にかかれない。
「佐藤健」氏の開けっぴろげなバカっぽさ、「綾瀬はるか」嬢のサイボーグ・ヒロインたるキャラクターの対比が異常に面白い作品であったと思う。二人とも味のある素晴らしい演技だった。

③「きのうなに食べた」1月1日
元旦のお笑い番組を駆逐するかの如く、これまた朝から16時までのノンストップ放映。
テレ東を代表するグルメ番組サーガの一つである本作品、ゲイカップルとグルメという、余りにもシュールなコラボが見事に面白さとして昇華した佳作となっている。
シロさんが作る、ごくごく一般家庭で作れる絶品の一皿がたまらないのだ。
妻が本番組でのレシピを参考にしているのはいうまでもない。

④「これは経費で落ちません」1月2日~4日
寝静まる頃の深夜枠、こともあろうに三日連続での全話再放送。
日中、あれだけの量のドラマ再放送を見ていたというのに、やっぱり深夜枠であっても見てしまう。
とある企業の経理部に務める堅物ヒロインを「多部未華子」嬢が熱演。
余りにも昭和テイスト全開な社風設定に笑ってしまったが、こういう会社、今の時代にもあるのかなぁ?とちょっと考えさせられた。
経理業務を通じて発覚する様々な事件をコミカルに描いているが、旅費の着服なんてどこの企業でも起こり得る話なので、結構入り込んでしまったのだ。

しかし・・・・・見たも見たり。
これだけの長時間、TVの前にかじりつきドラマを楽しんだのは本当に久しぶりだった。
TV離れが叫ばれて久しい今日この頃だが、やはりTVの力というのは偉大であると感じずにはいられなかった。

ドラマ一挙再放送はダメ人間製造ソリューションだ。
これだけの高品質で圧倒的な物量の作品を絨毯爆撃のように放映されたとあっては、どうやったって見てしまうのだ。
コタツに首まで入り、何もせずゴロゴロと怠惰な時間を過ごしてしまう。
身体はピクリとも動かさず、動くといえばトイレと食事と風呂くらいのものだった。
これでは本当に不健康だ。

来週からは仕事に戻らねばならない。
ダメ人間でいることを許されるのも今のうちなのだ。

このダメ人間でいられる時間が永遠に続きますように・・・・・。
叶うはずもない願いを心に抱きつつ、今夜もまたドラマを見るのだ。


明けましておめでとうございます。
今年も「毒針を持つ男」とスティンガー五郎をよろしくお願いいたします。

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