50代、果たして転職は可能なのか?
現在就業しているIT関連の仕事、かれこれ30年以上続けている。
(途中、経理の仕事をしていて中断していた時期もあったのだが)
最近では、年齢的にも体力的にも、若い世代と同様のパフォーマンスを発揮することなど到底出来ず、なんとか頑張って最新技術の習得に躍起になってみたが、理解して使いこなす前にすっかり疲れ果ててしまうのだ。
やっと覚えて使い始めようかという時には、更に新しい技術が生まれていた。
そんな笑えない話を身を以て経験しているのだ。
どのような仕事でも同様だが、インプットの大切さはもちろんだが、アウトプットはもっと重要になってくる。
習うより慣れろ!まさにその通りなのだ。
いくら本やネットで解説を読み、ノウハウを覚えたところで、実際にシステム構築やコンサルティングで活用できなければ何の役にも立たない。
ただでさえ給料が高いのに成果が出せていない!と揶揄される年齢であるがゆえ、焦る気持ちを抑えることが中々できないのだ。
思い切ってIT業界からはスッパリ足を洗って、新しい業種にチャレンジしてみようか!?
と思い、ミドル・エイジ向けの転職エージェントに登録し、何度かカウンセリングを受けたこともあった。
結果だが・・・・・。
「現在の職種で転職先を探したとしても、年齢的にもかなり厳しいですねぇ」。
と、30代前半の男性カウンセラーはにべもなく淡々と答えたのだ。
50代のおっさんは黙って今の会社で定年まで我慢しろよ!と、言いたげだったのである。
やるせない・・・・・。
人員削減の波は止まらない
2850人削減へ 大規模早期退職者を出した富士通の社内事情
今年に入り上場企業の希望・早期退職者募集が急増している。これまでのリストラ型から、グローバル社会に対応するビジネスモデル型への変化が指摘されている。注目されるのが2850人の早期退職者を出した富士通だ。同社が早期退職者募集に踏み切った背景を幹部社員が語る。
「うちは昨秋に事務部門社員の3割に相当する5000人の配置転換を実施しました。本体より稼ぐSE子会社3社を吸収合併したことで、もともと多かった間接部門の社員がさらに浮いたためです。配置転換先はほとんど営業部門への異動でした」
さらに聞いてみると、深刻な社内事情がうかがえる。
日刊ゲンダイDIGITAL 2019年5月30日記事より
「間接部門の社員はSE関係の会社、及びSE担当から総務、経理に回されたケースが圧倒的に多く、『技術者が総務で何の仕事をしろというのか』『ソフトの開発をやらせないから稼げないんだ』といった不満を仲間同士でまき散らす者が増えてきた。こんな社員でも辞めろとは言えません。文句を言うなら稼いでこいと、ほぼ全員を営業に配置転換したんです」
もはや「たらい回し」である。
生産性が低いとされるミドルエイジの社員が憂き目にあっているのは容易に想像がつく。
このような大規模な早期退職者を出している反面、データサイエンティストなどの最新技術の担い手は、数千万円の年収で厚遇しようとしているのだ。
はっきり言おう、50代の転職はかなり絶望的だと。
給与水準云々より、まず門戸が絶対的に少ないのである。
30代後半までならどうにでもなったのかもしれないが、正直、詰んでいるとしか言いようがない。
自分で切り開くしか道はない・・・・・
ここまで来たら、もう自分で道を切り開くしか他に手はないようである。
アーリーリタイアをして個人事業主として頑張っている先輩たちがたくさんいる。
そんな孤軍奮闘している様子をブログでいつも拝見している。
まだ具体的な話は何もできていないし、果たしてモノになるかもわからない。
それでも、友人たちと起業しようと画策している。
まずはスモールスタートだ。
会社組織に籍を置きつつ、まずは週末起業をしようと準備している。
どうなるかは分からない。
でも、何も始めないよりはマシなのだ。
今後の展開をここでお話できたらいいなと考えている。
ちっとも話が出てこないと思ったら・・・・・。
それはそれで、ソッとしておいて欲しい・・・・・。