電気代への恐怖
今年もようやく梅雨入りした。
去年は知らないウチに梅雨入りしたかと思えば、史上最速の速さで梅雨明け宣言が気象庁から発表され驚かされた。
(その後、7月に入ってから梅雨明け宣言の訂正が入ったけれど)
異常気象の影響により、四季の移ろいに風情を感じることが出来なくなってきている。
台風や大雨、それにともなう土砂災害、最高気温を更新し続ける真夏の酷暑、凍死者や交通機関麻痺を出すに至った真冬の厳寒。
余りにも急激で極端な季節の移り変わりに、身体が持っている体温調整能力は機能不全となっている。
それより何より、我が家での死活問題は電気代である。
ステイホームを余儀なくされた頃から右肩上がりに上昇した電気料金は、我が家の家計に大打撃をもたらした。
チマチマとした細かい節電を心がけても料金の上昇幅に全く追従することができず、ウェブで確認する我が家の電気料金は、放置された春先の孟宗竹を凌ぐ勢いで急上昇していった。
「やってもやってもキリがない小さな節電をするくらいなら、いっそのこと電気の使用を止めれば良いじゃないの!夏と冬はエアコン禁止ね!」
空調の効いたパート先で日中の殆どを過ごす妻は、夏は暖房、冬は冷房の我が家に住まう私のことなどお構いなしに、独裁者のごとく大号令を発した。
それ以来、我が家では真夏と真冬のエアコンの使用は禁止されている。
そんな生活を早3年は続けているが、冬場は着込めば我慢もできるが、扇風機の風だけでは凌ぎきれない真夏の暑さを思うと今からゲンナリする。
エルニーニョ、ラニーニャ、テジニャーニャ、意味不明な気象用語が飛び交い、今年の夏も去年同様酷暑となる目算が高いらしい。
ガソリン代と電気代の高騰とともに、気温の急上昇が予想される今年の夏に、早くもギブ・アップ寸前のアラフィフおやじなのである。
つまらない日記に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。